la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
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ある晴れた夜に
「美的形成物は物質的生産物と基本的に異なっており、美的形成物において芸術であるところのものは、物的ではない。」
(『音楽社会学序説』Th.W.アドルノ)


昔懐かしい、というのはこの本は昔、若気の至りで恋愛(だか、恋愛の真似事だか)をしていた頃、アドルノ風に言えば「その恋愛と呼ばれるもののもう一人の当事者であるところの一人物」がくれた本で、記憶の中では確かにくれたことになっているのだけどもしかすると借りたまま返していないのかもしれず、今となっては返しようもないし記憶の中では確かにくれたことになっているので(くどい)、私はさしたる罪悪感もなくその“昔懐かしい”本を引っぱり出してページを繰ったりできる。

クリムトの絵で装丁されている平凡社ライブラリーのその本を、実は私は全部読んだわけではない。私にくれた人も全部読んだわけではない(つまり要らないからくれたのだ)。同じシリーズから『アドルノ入門』なる本が出ていてつまり入門書がなければ歯が立たない類いの入り組んだ論文で、引用した文章も結局「芸術はモノじゃないんだよ」と言ってるだけのことなのにアドルノのこの勿体ぶった言い回しに私は何故だか愛おしさが込み上げるのを感じる。ただその込み入った文章の端々に著者の斜に構えたというかひねくれたというか皮肉っぽい嘲笑的なニュアンスが感じられて、拾い読みをした私の感想は「こんな人とは友達にはなりたくない」という論点の外れたものだった(もちろんアドルノの方でも私と友達になんかなりたくないだろうからお互い様だと言えなくもない)。

ところで、先日このブログに書いた「びわ湖ホールを応援する会」の署名活動は、16日の月曜日、滋賀県庁にてひとまず終了した(「半年休館」なんて提案は引っ込められたらしいけど、まだまだ前途は多難だと思う)。前日の集計作業を手伝おうと思って午後二時頃に集計会場に行くと既に集計は終わっていたらしく誰もいなくて、おっとり刀にもほどがある、と自分を戒めながら琵琶湖岸を歩いて歩いて図書館へ行ってきたのだけど。

遅ればせながら、ご協力いただいた方々に感謝します。特にママン、F君、Kご夫妻。本当にありがとうございました。これからも、「お金にならないこと」のかけがえのない大切さ(?)を忘れずにいたいと思います。
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