la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
夢路より帰りて
20080121210909
はい。またしてもシモン・ビーズです。

サヴィニィ・レ・ボーヌの、レ・ブルジョ2003。シモン・ビーズ大好き!と言えるほど私は他のボーヌを知らないのですが、日本に入って来やすい造り手さんなので、出無精の私にも縁があるというわけ。

今回のこれは、近所の酒屋さんが閉店セールで「2000円以上のワイン全品20%引き」というのをやっていて(小さな酒屋さんなのだけど徒歩圏内で唯一まともにワイン選びができたお店。淋しい。閉めるんなら私が死んでからにして欲しかった)、そこで見つけてつい買ってしまったもの。

別に何のイベントでもなく、部屋で一人飲みです。

グラスに注いだ途端に赤いベリーの香りがぱぁっと来て、これこれ、ブルゴーニュはやっぱこうでなくちゃ。それと雨上がりの湿った気配、あと、まだ若いのに獣っぽい香りもして。

口に含むと、顎の関節がきゅっとするような可愛らしい酸味。後からふわっと甘い果実味が来て、舌の奥に軽くタンニンを引くようにしてすべっていく。

野生のグミを思わせる気持ちのいい後味がずっと残って、ああ、いいワインだなぁ、としみじみ。

でもこれ、実は抜栓三日め(今日)のコメントなのです。

そう言えば、以前同じ造り手の違うワインを飲んだ時も、似たような印象だったっけ。

抜栓直後は気難しく沈黙していて、決してベリーの香りなんか放ってくれなかった。前のは控えめなはにかみ屋さん、という感じだったけど、こっちはもっと頑なだった(たぶん畑の違いというよりヴィンテージの差)。

ああ、つくづくいいワインだ。

歌で言えば、「生業の愁いは跡もなく消えゆけば/夢路より帰り来よ」という感じ。

はい。誰もが学校で習う、フォスターの「夢路より」です。原詞も訳詞も大好きなこの曲を、僭越ながらシモン・ビーズに捧げたいと思います(大真面目)。
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