la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
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劇場サポーターレポートのための原稿、その4
「プレスト&フォルティシモ!」

劇場サポーター公演鑑賞研修レポート
びわ湖シンフォニーホール第3回「沼尻竜典&トウキョウ・モーツァルト・プレーヤーズ」


オーケストラ苦手、ベートーヴェン苦手、プログラムは知らない曲ばかり、という三重苦状態で恐る恐る足を運んだ公演、でしたが…。

まずは気持ちのいい秋晴れ、絶好のモーツァルト日和。幕開けのツェムリンスキー「愛の言葉」はロマンティックな小品、といった感じで、近ごろ低音の魅力に開眼しつつある私は声楽アンサンブルの男声とホルンの柔らかな音色にうっとり。続くモーツァルトのヴァイオリン・コンチェルトはどこかジャズ風な雰囲気でカッコ良く、後半のロンドでは沼尻監督の指揮もピアノの音も茶目っ気たっぷりで素敵でした(休憩時間に「ピアノ聴いたら帰る?」と話していたお隣のカップル、引き込まれて席を立てなくなったご様子)。

そして、ラストの交響曲第7番。「さあ来いベートーヴェン、つまらなかったら居眠りしてやる」と意気込んで(?)聴き始めたのですが、いつの間にか夢中になっていました。沼尻監督の指揮は全身で音楽を揺さぶっていて、ヴァイオリンの人はものすごく前のめりになったり腰を浮かせたりしながら弾いていて、あげく指揮棒は指揮台にぶつかり、弓は弦にぶつかり…、
そして、何と言っても!! あんながむしゃらなコントラバス、初めて見ました!!(いちばん上手側にいらっしゃった方!) コントラバスというのは「馬を宥めるようにして弾く」楽器だなあ、と常々思っていたのですが、今回のはもう「暴れ馬を組み伏せる」くらいの勢いで、ほんとに凄かった。
そんなオケから紡ぎ出される音楽はひたすらエネルギッシュかつダイナミックで…、
「参りました!!」
というのが私の正直な感想です。
ヨーロッパの一流オケの風格とか優雅さとかとは無縁だけど、居眠りなんてしちゃいられない、ドキドキする音でした。アンコールも最高(『フィガロ』の序曲、大好きなのです)! 聴いているうちに、ああ、あんな風に楽器を奏でられたらすっごく気持ちいいだろうなぁ!と、憧れることしきり。
もしまた来て頂けるのなら、絶対に自分でチケット買います(今回すごく良い席で聴かせて頂いて、でも素直に喜んで良いものかどうか…)。
それからふと思ったのですが、このメンバーの演奏、ベルリン・フィルのピクニック・コンサートみたいに野外で(びわ湖のほとりで!)聴けたらすごく楽しいだろうなあと…。たとえば夏の終わりの午後遅くにサンドイッチとワイン持参で、地べたに座って一緒に鼻歌うたったり体で拍子を取ったりしながら…うう、きっと最高だと思います…。

追記、沼尻監督の気取らないトークと、ステージセッティングの邪魔にならないようにと(話しながら)後ろを気にしてじりじり下手の方へ寄っていかれるご様子、とってもチャーミングでした。(失礼!) ツェムリンスキーというまだまだ認知度の低い作曲家を取り上げる試み、慎重な意見も多いことかと思いますが、ぜひ成功させて頂きたいです。
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