la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
CQ, 図書館不毛地帯から
毎度、田舎だ田舎だと吹聴している我が家は、本当に田舎だ。
JRは単線で、川沿いの畑でふつうに雉が歩いているくらい田舎だ(関係ないけど雉は、追いかけても飛んでは逃げない。何故か常に走って逃げるので、私は一度、こんもりした丸い藪の周りを雉とぐるぐる鬼ごっこをしたことがある。写真を撮りたかっただけなのだけど結局、縞々のしっぽしか撮らせてもらえなかった)。

最寄りの図書館は徒歩数分だけれど、その町立図書館には海外文学の棚が1スパンしかない。
おまけに予算の都合か何かで、予約はできてもリクエスト(=新たに資料を購入してもらうこと)ができない。
そして新着図書と言えば、これはほぼベストセラーか子供向けの絵本に限られている。

なので、困窮した私は隣接するK市立図書館のカードを作った。車で五分くらいのところにこの図書館の分館があり、K市民以外に我が町の住民にも門戸を開いてくれているからだ。

けれど、ここもまた、K市民以外はリクエストができない。
K市の図書館は本館含め三カ所にあって、蔵書数もそこそこあるので、時々本館まで足を延ばしたりしながら最近まで過ごしていた。

でもやっぱり、歯痒いんである。
検索しても見つからない本はどうしても読めない、という状況が。

そこで、勤務先であるY市の図書館でカードを作ろうと思い立った。
受付で、住所氏名を記入した用紙を出すと、私の住所がY市ではないからだろう、受付の人は「あら?」という顔をする。「えーと、学校が…?」と言われて仰天する。「学校が」って、幾ら何でも私が学生に見えるほど若々しいとは思えない。反射的に「職場がY市なんです」と(多少つっけんどんに)言って社員証を提示するも、社員証には大阪本社の住所が記載されているので無効。在職証明書を提出してください、と言われていったん引き下がり、翌日、さっそく「在職証明書」を持って行って、無事にカードを発行してもらった。

今から思うと受付の人は、申し込み用紙しか見ていなかった。私の顔を見ていたわけではないのだ。
それで、思い至った。ああ、手書きの文字だ、と。

私の書く字は、子供っぽいのだ。
汚い字、というほどではないけれど、そこはかとなく、子供っぽい。
たぶん受付の人は、私の書いた字を見て「学生かしら?」と思ったのだろう。

新しいカード(私の人生で実に6枚目の図書館カードだ)、さっそくI町にもK市にもなかった本を五冊くらい予約して、今はその収穫をゆっくり楽しみ中。
休みの日にまで勤務先の方角へ車を走らせるのは何となく気が重いので、出勤日の昼休みに、車中でカロリーメイトを齧りながら図書館へ行く。受付カウンターで「予約してた本を取りに来ました」と告げ、本を受け取って即、職場へ戻る。それで時間ぎりぎり。
そんな慌ただしい昼休みはまあ、不本意ではあるけれど、さすがに毎日のことではないし。

そのくらい、私の活字中毒は重症だ。

このとき借りた本についてはまた後日。
しばらく読書漬けの日々になりそうです。
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