la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
遠くて行けない場所のこと
「人はうわべを見るが/主は心を見る」
(旧約聖書サムエル記16章7節)


遠くて行けない場所がある。

距離が遠いのも事実だけれど、感情的にずいぶん遠くなってしまっていて、というか距離も感情も近かったことなんか一度もなくて初めから遠かったような気もするのだけれど、それでもずいぶん遠く「なった」なあ、と思うのはたぶん距離とも感情とも関係なくて、時間的な感慨なのだろう。

だからたぶん、遠くて行けないその場所は、近くてもやっぱり行けないんだろう。

そう考えてみると、そもそもそんなに行きたいと思っていない自分に気づく。そして、そんなに行きたいと思わない/思えない、ということに軽く動揺しながら、行けないことにほっとしている自分にも、気づく。

でもやっぱりそこは、行かない場所、じゃなく、行けない場所、なのだ。
共有されなかった時間、語られなかった言葉、知らない歌と見たことのない夢、触れたことのない手、覗き込んだことのない目。それら多くの、存在しなかった過去に隔てられて。


追記、引用したのは、このあいだ旅先でぷらりと入った石造りの教会で貰ってきた、名刺大のカードに刷られた「聖書のみことば」。
何となく、いいな、と思って、大事にかばんにしまって帰ってきた。
でもサムエル記の該当箇所の前後を確認してみると、「人はうわべを見るが/主は心を見る」と仰った「主」が「さあ、この者に油を注げ。この者がそれだ」と認めた相手(ダビデ)について「血色の良い顔で、目が美しく、姿もりっぱだった」としか説明されていなかった。まさかの超うわべ判断。

もひとつ追記。
Santaraの新譜が出て嬉しい。『backseat』のPVがカッコよくて嬉しい(砂田さんがナルシストっぽく見えて可笑しいというか微笑ましい)。『500miles』のカバーが入ってて嬉しい。もうずいぶん昔のあれっきりライヴ行けずじまいになってるので(遠くて行けなかったわけではない)、今度こそ行きたい。

最後に近況報告。
2月に始めた仕事を4月に辞めて(宗教がらみだったもので辟易して)、二カ月近くぷらぷらしている。ごはんつくって庭の世話して、アルトワークス乗り回して、アリュート乗り回して。
アルトワークスのオイルを、エコドライブとかいうちょっといいやつに(GSのお兄さんに「この車やったら絶対、こっちのオイルにしとかはったほうがいいですよ」とか唆されて)交換したら、エンジンの回り具合がめちゃめちゃ滑らかで加速感が「消えた」ような感じ。気がつかないうちに制限速度をかなり超えてしまうのと、あんまりキレイに走るからついつい遠出してガソリンを浪費してしまうのが目下の悩み。
アリュートはまあ、「乗り回す」と言うほど乗り回してはいない。木津川でちょっと乗ったのと、瀬田川の唐橋~近江大橋間を往復したくらい。
木津川は楽しかった。まだちゃんとしたダウンリバー(ってちょっとカッコよく言ってみるけど要は川下り)はやってないけど、流れのある川で遊ぶのは静水で浮かぶのと全然違う楽しさがある。
瀬田川は…水が臭すぎた(そんなに水が汚いようには見えなかったのだけど、完全にドブ川の臭いで、死んだフナがいっぱい浮いてた)。水面は深緑色のガラスのような飴のような質感で、ゆらゆら浮きながらじっと見ていると不意に軽い目眩。「復路はゆっくりのんびり流されていればいい」とタカをくくっていたら、漕ぐのをやめると上流に向かってゆっくりのんびり流されてしまうことが判明(洗堰が閉まってたからだ。そしてまたしても耐久パドリング大会)。もう夏の瀬田川にはぜったい行かない(帰路アルトワークスの車内もドブ川の臭いになって辟易した。アリュートは帰ってから水道水でジャブジャブ洗って干してて、まだ乾いてない)。
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