la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
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サルガッソーにも風は吹く。
「たいへん長い眠りから覚めて、また生きはじめているような気がしていた。」
(『偶然(帆船アザールの冒険)』/ル・クレジオ)

ベランダ園芸再開しました。

ワイルドストロベリーとアップルミント。
身の程知らずにも(私は植物の世話がとてもとても下手)、初の多年草にチャレンジ。
土だけの鉢しかない冬のベランダって、寂しいという以前になんか薄汚なく見えるので。

1コのプランターに野苺2株とミント1株。
寄せ植えとかではなく、無計画に苗を買った結果の同居です。何となく、夏頃にミントだけ繁茂している光景が今から目に浮かびます。

恒例のバジルとタイムも種を蒔いてみたけど、一昨年の種なので(おいおい)発芽は期待薄。というか去年既に発芽しなかった種だし(おいおいおい)。
聞いた話では、奴ら(種)は買った年に蒔いてやらないと死んで?しまうのだそうな。でもベランダだと一度に蒔くのはほんの数粒だから、「どんだけバジル畑ができるんだ」ってくらいの残りの種を捨てるに忍びないんです。

芽が出たらびっくり。出なかったら、苗を買ってきて同じ鉢に植えます。種も肥料くらいにはなりそうな気がするので、ね。

でもとにかく、そう、春なんだ!
来週にはカヤックを出す、かも。
追記。引用したのはル・クレジオの長編です。
図書館での「テーマ借り」で、「漢字二文字のタイトル」というちょっと苦しい縛りで選んだ本。
副題がついてなければ借りなかったかもしれない。ル・クレジオは『海を見たことがなかった少年』を高校生の頃に読んだきりで、当時はあんまり興味を持てなかったのだなと解る。
帆船アザールの冒険。
でも実は、アザールでの航海をいっとき共有した二人(老いつつある映画監督モゲルと家出少女ナシマ)との、人生の交錯を描いた物語。印象的な航海の日々は、二人の人生のほんの一瞬でしかない。
美しく、生き生きと強い物語だった。

他に借りたのはミラン・クンデラ『無知』、ミシェル・トゥルニエ『魔王』の上巻、ジョン・アップダイク『終焉』。
当てはまるけど気が乗らなかったタイトルは『誘惑』『嫉妬』『疑惑』。
ちなみに『魔王』はシューベルトとはたぶん関係なくて、題辞には、かの怪僧ラスプーチンの「毀損された名誉の記念に」とあります。上巻の目次は「アベル・ティフォージュの左手の手記」「ライン河の鳩」「極北の地」。おお、面白そうだ。と思って読み始めると、一行目から(1)、と訳注の印がついている。注を参照しながら文章を読むのは慣れているので苦にならないのだけど、ページの余白にも章の終わりにも巻末にも、肝心の訳注がどこにも見当たらないのだ。
もしやこれは例のあれか、と、愕然とする(出会うのは初めてじゃない)。
そう、訳注は、下巻の巻末に載っているのだ。
ひとまず上巻だけが手元にある状況では、読むに読めない。
ものすごく博識な人なら「訳注なんか見なくたって平気だよ」ということになるのだけど、私は「ちょっと物知り」くらいのレベルなので、訳注は不可欠だ。

以前、岩波文庫の『戦争と平和』で、四分冊の一冊目に早々に「解題」を乗せる不親切を嘆いたことがあったけれど、上巻の訳注を下巻の巻末に乗せるというのは、これはほとんど嫌がらせだ。
面白そうな本だけに、歯痒い。
そして次の休日は図書館の休館日。

ああ、もうッ!
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Comment
≪この記事へのコメント≫
お久しぶりです。
ウチもワイルドストロベリー植えてますよ。
先日室内で株分けにも成功しました。
酒に漬けられる程収穫するのが目標です。

「テーマ借り」、いいですね。
最近は仕事関連の本しか借りてないです…。
趣味の本でもゆっくり読みたいですが……借りる際には訳注に注意しますw
2013/03/28(木) 21:41:58 | URL | pac #-[ 編集]
訳注・・・
お久しぶりです!
「株分け」とか、ものすごく憧れます(漬けるのも憧れます)!
私も大事に育てますね。
ひょっとして、アドバイスをお願いすることもあるかも…。

「テーマ借り」は、楽しいです。脈絡なく新しいものに出会えるので。数字とか特定の単語とか、「タイトルに人名が含まれている本」とか。
先日ついにプルーストの『失われた時を求めて』に手を出したんですが、こちらは一冊目の巻末に全巻分の「あらすじ」が載っているパターンでした。解題どころか「あらすじ」って!!と、絶句しつつもやっぱり読んでしまいました…。意志の強さを試され続け、負け続けている気分です。
2013/03/28(木) 22:19:19 | URL | サト #-[ 編集]
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