la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
春嵐に散らず咲きをり細き花

ベランダのカモミールが咲き始めた。
ずっと平たく放射状に育ってきてディルに似た細い葉をもさもささせていたのだけど、2週間くらい前だったか、急に茎が上へ向かってすっくり伸びてきた。
次に気がついたらもうずいぶん背が高くなって、蕾をたくさんつけていて。

そういえばお前はキクの仲間なんだっけ、と私は思い出した。子供の頃に土手なんかで摘んだ淡い藤色の野菊に、佇まいが少し似ている。

植物は、アイデンティティが揺らがないから良い。カリフラワーとブロッコリーを掛け合わせたなんていう薄気味悪い野菜でさえ、白と緑の身もフタもないマーブル模様で自分のルーツを物語っている。

動物になると、あいつは猫らしくない猫だとか、犬のくせに無愛想だとか、稀に個性が種の特性からはみ出すことがある(もちろんそれが悪いというのじゃなく)。さらに人間になると、個性が暴走していたり押し殺されていたり二重だったり多重だったり、そもそも個性とは何であるのかとかいう議論まで始まったりして始末に負えない。

この話はどこへ向かうのかって?

ああ、私は季節の移ろいのことを書きたかっただけなのだ。カモミールの花が可愛らしくて、咲いた花から微かに甘くほろ苦い香りがするのだとか、健気に咲いているので摘む気になれないのだとか、風が強いのでひと晩 部屋の中に入れてやったのだとか、そんなとりとめもないどうでも良いようなことを。

それなのに、「狼年」である私はそういう羊的幸福を語ることが今はできない。

もう少しまとまったら、ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』のことを、乖離性同一性障害のことを、ちゃんと記事にしようと思う。予告をすると書けないというジンクスはあるのだけど、まぁ、それはそれとして。


でも今日はこの辺で。
明日は大津で反原発のデモに参加予定。一時半に大津駅前集合、皆で関西電力まで歩くのだとか。天気予報をチェックしたり帽子を探したりして、何故か少し、浮かれている。
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