la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
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悪魔が隣で眠る夜
「たどり着くだけのために、かなり頑張らなくてはならない」
(ダン・シモンズ/短編集『夜更けのエントロピー』所収「バンコクに死す」より)

何でだろう。
なんでだろうね。

人間なんて当たり前みたいにたくさん生まれて生きて死ぬものなのに、それだけのことなのに、何でこんなに自分が異質な出来損ないに思えるんだろう。

コエーリョが言う通り、それは破壊的な方法かもしれない。でも私にはどうしても、その考えを捨てることができない。

鬱期なんて、もう何度もやり過ごして来てる。大丈夫、またきっと落ち着きを取り戻して、すぐ笑えるようになる。

そう信じようとはするけれど、同時に、いずれまた同じ痛みが訪れるという諦めに似た確信が、私にはある。

それが、怖くて耐えられそうにない。

人って、大人になれば泣かなくなるものだと思ってた。(お菓子も食べなくなると思ってた。)
強く穏やかに、普通の日々を普通に送れるものだと思ってた。

でも、違うんだ。
普通の日々を普通に送れる大人は、子供の頃から、普通の日々を普通に送れていたんだ。

そろそろ誰かが「君は病気だ」って言ってくれれば安心できるのに。

それから、辛かったこの一日のことを、君に話せればいいのに。

でもきっと、「たどり着くだけのために、かなり頑張らなくてはならない」ことの辛さは、強く生きる君には理解できないのだろう。

君は、泣く私を笑う。
「そんなの泣くほどのことじゃない」と笑う。

少し、失恋に似た気持ち。
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≪この記事へのコメント≫
ここしばらくあなたの文章を読んでいて、多少なりとも病気だと思っていたのですが、違うのですか? 薬を服用していると、以前に書かれていましたが。
2010/07/13(火) 22:30:36 | URL | #-[ 編集]
「多少なりとも病気」…自覚としてはまさにそれです。この言い回し、良いですね(笑)

病院に行って訴えると、「気持ちが落ち着くお薬」と「眠れるお薬」をくれます。でも「あなたはこういう病気です」と言われたことがなくて(鬱だとも言われない)、常に宙ぶらりん。

ところで、本やワインに関する文章まで病的だと困るのですが、「読んでいて…病気なのだと思」われたのは、そういう意味ではないですよね…?
2010/07/15(木) 22:07:51 | URL | サト #-[ 編集]
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