la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
誓へども虚しき心地す神無月
前回「死にたい」とか物騒なことを書いたのだけど、どうもこれは「死にたい」というほど積極的な情動ではなくて、「うっかりすると、つい死んでしまいそう」というのが正しいらしい。たとえば「ちょっと柵を超えたら100メートルまっさかさま」みたいなところへ近寄ったりすると、ぷらっと、ごく気軽に、その柵を越えてしまいそうな感じなのだ。

そのくせ、そういう感じがあんまり暗いものでも重いものでも痛いものでもなくて、割にあっさりしている。それを自分で不思議に思うかというとそんなこともなくて、私は「死ぬ」ということのあれこれについてずっと考えていた。もちろん死ぬことの意味とか死後の生とかではなくて、もっぱら死にかたと死んだあとの身の回りのこととか。

そういう具体的なことは考えれば考えるほど克明に、生々しく、「死」の手触りを確かにしてゆくのだけれど、リアルになるというのは私にとってはかなり興醒めなものだというのがよく解った。

昨日から今日までの間のある瞬間にふとバカバカしくなって、私は結局、死について考えるのをやめてしまったのだ。

あーあ。
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