la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
ローズ・アダージョ
「この程度のことに、どこに王子様の助けがいるっての?」
(『昴』第八巻、曽田正人)

強さと弱さの間を行ったり来たり。でも私は王子様なんか待っちゃいない。だって、大概の王子様は私よりヒヨワなんだもの。

だからと言って、私はヒースクリフみたいな野蛮人を待ってるわけでもない(いま『嵐が丘』を読んでるもので。もっとセンチメンタルなロマンスかと思ってたけど、意外に容赦のない復讐の物語なのね)。

私が待っているのは私自身の強さ、それも安定して持続する強さ。可愛さなんかより、そっちのほうがずっと欲しい。

と言いながらご褒美に尻尾を振っちゃう軽薄さは、ま、ご愛嬌ということで(今日の私は果敢に闘った末、ご褒美の約束をふたつ取りつけた!)

きっとそのうち、一人で立てるさ。片足のポアントで、気のない素振りで。

ここで甘えたら最後だ。
しっかり立たなきゃ。
こんな焦りを抱かせる人たちに、ほんの少し苛立ちを感じつつも。
追記、でもやっぱり、誉められると嬉しいね(たとえ口先だけでも)。

本当にここだけの話、幾つになっても私のヒロインは『パトレイバー』の野明と『昴』のすばる。って漫画かい。でも、ああ、彼女たちみたいに強くなりたいなぁ。
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Comment
≪この記事へのコメント≫
嵐が丘、大好きだったよ。
容赦がない話は大好きだよ。
(世界が決してぬるま湯ではないと感じると、安心して生きていく気になれるので。その辺りはマゾヒストなのかもしれない)

でも最後に読んでからかなり年月が経ってしまって、印象に残ったシーン以外は忘れかけているよ。
久しぶりに読み返そうかな。
2009/05/01(金) 19:04:32 | URL | マツド #WBN07k7g[ 編集]
記事並みに長いコメントだけど…
『嵐が丘』読了。永川玲二の集英社版、訳は良かったと思う。
復讐物としてはデュマの『モンテ・クリスト伯』を思い出しつつも、ヒースクリフに今ひとつ共鳴できず(私は悪役贔屓のはずなんだけど、理想の悪役は『ゼンダ城の虜』のヘンツォ伯ルパートなんだ。正面切って決闘を挑まれてるのに「接吻をした場所で人殺しはできませんよ」なんてさっさと逃げちゃう軽薄さが堪らない)。

で、定石なら次は姉ブロンテの『ジェイン・エア』に行くんだろうけど、火事のシーンがあったような気がして躊躇中(火事恐怖症)。妹ブロンテが『嵐が丘』の他に詩を書いてたらしいので、ちょっとそっちを探してみようかな。

追記、容赦のない物語が好きなら、ぜひともG.R.R.マーティンの『氷と炎の歌』を!でも現実の容赦のなさって、決まって弱者にだけ向けられるのが耐え難くない?
2009/05/06(水) 22:21:42 | URL | サト #-[ 編集]
現実の容赦のなさは、実は万人に等しく与えられている。
と、私は信じてる。
何かを得た人は何かを失ってると思う。
確たる根拠も理屈もないけど。妄信。
2009/05/07(木) 21:19:38 | URL | マツド #WBN07k7g[ 編集]
なるほど…
そう信じたいとは常々思う。時々はそう信じもする。でも、たとえば「歩く」だけのことがすごく辛いっていう人にも、世界は「走れ」って平然と言うから…。普通に走れる人にしてみれば、なぜ歩くことさえできないのか理解できないし許容もできないらしくて。決してぬるま湯を望むわけじゃないんだけど、世界には悪意に比べて善意が足りないと思うんだ…。
2009/05/08(金) 20:37:36 | URL | サト #-[ 編集]
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