la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
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サヴァイヴ!
「だから、戦える魂だけ、ここにおいで、って。」
(木地雅映子『氷の海のガレオン』)


 最初、ファンタジーかと思って手に取ったのだ。書店でタイトルを見て。それから最初の数行を読んで、『十二国紀』みたいな物語なのかと。
 そしたら、全然違った。
「生っちょろい子供なんかいらない。そんなのは、厚化粧した女の腹にでも宿るがいい」。
 主人公・斉木杉子の母親が、杉子の兄にあたる第一子を妊娠したときの言葉だ。
「戦える魂だけ、ここにおいで」。
 受け継ぐものは決まっている。こどもは両親も場所も環境も選べない。けれど、すべてのこどもは、そうやって生まれてくるのだ。
「だから、戦える魂だけ、ここにおいで」。
 そうだ、危うく忘れかけていたけど、私もそうやって“ここ”に呼ばれたんだったっけ。
 死んでしまった女の子を、私はどうしても、お姉ちゃんだと思えない。たぶん、それは一度生まれ損ねた私だ。
 別にだからと言うわけじゃないのだけど、近頃しみじみと思う。
 強く生きねば、と。
『氷の海のガレオン』を読んで、いっそうしみじみとそう思う。

(“ガレオン”はガレオン船のガレオンだったのね。それにしても“ピュアフル文庫”って、人を馬鹿にするにも程があるネーミングだねえ・・・)
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≪この記事へのコメント≫
質問
「強くなければ生きられない。だが優しくなければ生きる資格がない」って誰が言ったか知ってる?
元ネタあんのかなと、ちょっと気になってたんだけど。
もしかしたら君なら知ってるかな?
2007/01/07(日) 13:56:17 | URL | Funy #-[ 編集]
回答
レイモンド・チャンドラーだね。ちゃんとした出典は知らないけど…。
あと、これはまったくの推測だけど、原文の主語は「Man」で、ヘタに訳すと「男は」って出だしがつくんじゃないかと私は勘繰ってます。
ついでに、「強く」と「優しく」を入れ替えてみて。もっといい言葉になるから。
2007/01/08(月) 22:42:52 | URL | サト #-[ 編集]
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
2010/11/07(日) 14:06:52 | URL | 藍色 #-[ 編集]
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斉木杉子、十一歳。自分の言葉を持つがゆえに学校に居場所のない少女は、「学校なんてなけりゃいい」と思った。そして、自宅の庭に生えるナツメの古木に呼びかける。時々、心にねじをまくように。ハロウ―(「氷...
2010/11/07(日) 13:59:29 | 粋な提案
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