la petit cuvee

“プチキュベ”と、舌ったらずに発音して下さい。 くれぐれも、「ヴェ」と下唇を噛まぬよう・・・。
何も語りたくない今、敢えて言うならば
本を読む気が起きない。
何も書く気になれない。

低気圧を伴う前線がずっと私の上空にだけ停滞していて、ぼんやりと私を塞ぎ込ませている。

何かしらブログを更新しなきゃと思って、書けることは以下の近況報告のみ。

・冬の収穫を目指して、ミニキャロットとターサイの種を蒔いたこと
・蒔き時を逃した青ネギも一緒に蒔いてみたこと
・ターサイがぎゅうぎゅうに芽を出して、間引いてやらなきゃならないこと
・ミニキャロットもちらほら発芽していること
・青ネギが芽を出さないこと
・二台目(二代目)の車が見つかったこと
・週一回程度、適度な運動をしている(運動音痴の私が、クロスバイクとかいう自転車に乗るようになった)こと

そんな感じ。

たぶん、友達に連絡を取るのが億劫なのは、報告するに足る出来事が特に何も起こっていないからなのだ。

ああ、平穏無事ってつまらないな。
いや、波瀾万丈が傍で見るより過酷なのは解ってるつもりだし、それを望んでるわけではないのだけど。

無いものねだりってやつなのかな。
スポンサーサイト
自己の事故の事後報告
「わたしたち、そのどうくつの中にいたら、助かるわ。」
(トーベ・ヤンソン/『ムーミン谷の彗星』)


避難所。シェルター。
そこにいれば何も怖くない、と思える空間。
海が干上がったって。
彗星が地球にぶつかったって。

しばらく更新が滞っていたのは、穴があったら入りたいけどそんなに都合よく穴なんか見つからなくて、穴がなかったら掘ってでも入りたいくらいの気持ちがけっこう長く続いていたからで、それというのも、まさに先の記事で「大事に乗ろう」と誓ったばかりの愛車アルトワークスを、あっという間に、一瞬で、廃車にしてしまったからだ。

交差点で、車同士の接触事故。
何が起こったのかぜんぜん解らなくて、私には「いきなり真横から車が突っ込んできた」としか思えなかったので、警察が来て現場検証してる間も、完全に呆然自失の被害者面をしていたのだけど。

誰も怪我がなかった、というのは不幸中の幸い。
相手側の過失がなかったわけでもない、というのはせめてもの慰め。
でも、実は私の不注意こそが、最大の原因だったのだ。

アルトワークスは事故直後からエンジンがかからない状態で、レッカーを呼んだ。
レッカーの人から「廃車」という言葉を聞いた瞬間、何かの仕掛けが作動したみたいにいきなり涙があふれてきて、レッカーの人を相当うろたえさせてしまった(余談だけれど、涙を武器にする女なんて私は大嫌いだし、そもそも女の涙に、相手が女だからというだけで動揺するような人間も嫌いだ。それに私は泣き虫でしょっちゅう泣くので自分の涙には慣れている。でもどうやら「泣く」ということは、自分が思っている以上に周囲をざわめかせるものらしい。意図的に泣いたり泣かなかったりできるなら武器にもできるのだろうけど、武器にしたいわけでもなく最初から泣こうと思って泣くわけでもないので、とりあえずは私が泣いても動揺する必要はない、と周囲にあらかじめ自己申告しておくことにした。冗談ではなく、これはとても重要な問題だ)。

もとい。
嫌な報告はさっさと終わらせてしまおう。
とにかく私は、運転者(自分)、同乗者、事故の相手の三人の無事と引き換えに、愛車アルトワークスを廃車にしてしまった。
事故からはそろそろ一ヶ月が経とうとしているけれど、まだ運転は怖いし、自己嫌悪も薄れる気配はない。
でも、運転は、怖いくらいでちょうどいいのかもしれない。
今は近所の車屋さんのご厚意で、代車(ナビつきの現代っ子、スティングレー)で通勤しつつ、二代目のアルトワークスを探し中だ。

「車なんてそんな簡単に壊れるものじゃない」なんて、事故を起こしたことのない人間にしか言えないことだったんだなと、深く深く、思った。

まだ、穴があったら入りたいし、でも穴なんてないからいっそ掘りたい。

だけど、穴に入ってしまったらきっと、他の誰のでもない自分の「過失」を、ちゃんと認めることもできないだろう。
陳腐に言えば、高すぎる授業料、ということ。

以上。
Designed by aykm.